ベートーヴェン交響曲第7番 第2楽章
ベートーヴェンの交響曲第7番の第2楽章。
冒頭のtuttiについては、以前書きました(こちら)が、その続き。
第3番「英雄」の第2楽章「葬送行進曲」と並んで、「葬送行進曲風な」楽章ですが、イ短調という調性のせいか、それほど重苦しくはありません。でも弦が高域を奏でると、とても切ない気持ちになります。気持ちが滅入っている時などに聞くと、目頭が熱くなります。
中間部で長調に転調しますが、この部分を聞くと、いつも鳥肌が立って風邪をひいてしまう、とは「ピーナツブックス」に登場するピアノを弾く男の子「シュレーダー」の弁(最近では「シュローダー」になっていますね)。

▲交響曲第7番第2楽章の末尾。
この楽章の末尾を見ると、弦楽5部を下から上に向けて音がずれながら上って行きます。この後の楽章でも様々なパッセージを使って上昇・下降をさせていますが、ステレオ効果を狙う意図もあったのでしょうか。弦の配置を第1Vln.、第2Vln.、Vla、Vlc、C.b.の順に並べたオーケストラですと、見事に音が左から右、右から左に動いて、まるでパンニングのように楽しめます。第2Vln.を右に配置したオーケストラでは音があっちこっちに動いてちょっと興ざめ。この曲には向かないと思います。
初演ではこの楽章が特に聴衆に受けたんだそうです。
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